桜吹雪の夜桜能

こんにちはAmanaです。
桜吹雪の中の夜桜能 靖国神社
ご縁を頂きまして鑑賞してきました音譜
ちょうど桜が舞い散る中でしたので、
とても幻想的でした。
長瀬くんと西田敏行さんの演技とクドカンの脚本が素晴らしかったドラマ
「俺の家の話」
に出てきた「高砂」から始まりました。

火入れ式。

能の後は狂言の演目。
この日は野村萬斎さんの叔父様、人間国宝の野村萬さん。
狂言は面白いですね!
昔の吉本みたいな感じでしょうか。
今年はコロナで席が少ないそうで狙い目です。
私は靖国神社にも初めて来ましたが、毎年靖国神社で桜の時期に夜桜能は開催しれているそうです。今年は例年に比べ暖かくラッキーでした。
初めてご参拝しました。
能はあの世の人や神様が必ず出てくるようで、今日のメイン演目の「三輪」は三輪山の神様が出てきました。
お面はこの世のものではない人がつけてるそうです(イヤホンガイドによると)。
三輪神社の神様ですが、途中から天照大神の岩戸隠れのお話も出てきます。
三輪の神様が有名なお坊さんに仏法を授けてもらい救われるという、神道と仏教が融合したその当時ならではの世界観でした。
能神楽の舞もあり、天照大神が岩戸隠れした時の舞を主役が踊る場面もあり、ストーリーは中々不思議な展開でした。
三輪の神様(大物主)と伊勢の神様(天照大神)は同一であるということでもあったようです。
「主役が左周り、右周り、直接、曲線と舞台を動くことで、エネルギーを満たしていく」
イヤホンガイドでそのような解説があり、やはりとてもスピリチュアルなものだと思いました(始まると眠くなるし笑笑)。
人の情念みたいなものを上げていくような役割もあるのかな。
しかし鑑賞して1番印象的だったのは、物語の内容よりも、、
演者の体幹!!!!!!!!
恐ろしいほどの体幹です。
踊りも動きも中腰ですし
舞台で長い時間立っている時があるのですが、微動だにせず、、ガーンガーン!!
体幹、丹田がしっかりしてこそ高次元はおろせるみたいなので、やはり能は色々と奥深いですね。
衣装も伝統的なものですし、途中でどのようにして衣装をかえたのかカラクリもわからなく、
その時代のエンターテイメントの質の高さに驚いてました。
その当時のスーパープロデューサーの世阿弥さんにちょっと興味が湧きました。
内容はよくわからなかったのですが笑笑、
今だからこそ楽しめるのかもしれません。
また桜は見えない世界を見る、見えない世界を自分の中に持ってくるというエネルギーがあるそうです。
桜の中のお能。しかも靖国神社。
必然のような舞台ですね。

帰りは体幹に刺激され、東京駅まで歩いて帰りました笑笑ビックリマーク

体幹大事!←最後はここ!?
今日もお読み頂きましてありがとうございました音譜